水産部門で魚をさばいた後に残る魚アラは、ゴミの減量及び資源化のため、魚粉や魚脂に再生。これらは、肥料や養殖魚の良質な飼料として利用されています。店舗の改装・閉店時に排出される商品陳列什器や棚などの備品については、一定基準をクリアしたものを再利用することで、廃棄物の削減に取り組んでいます。和歌山市からの依頼により、一般家庭で発生する使用済み植物性食用油(揚げ油など)の回収・活用に関する実証実験に参画しました。紀伊川辺店の店内に回収ボックスを設置し、お客様がご家庭で使用した揚げ油を専用容器に入れてお持ちいただくと、バイオディーゼルや持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)として再利用されます。この取り組みは廃棄物の低減だけでなく、CO₂排出量の削減にも貢献しています。店舗の屋根に太陽光パネルを設置し、環境に優しい電力を店舗で活用しています。太陽光発電は化石燃料を使わず、CO₂排出量の少ないクリーンエネルギーです。2024年度は西宮山口店・羽曳野島泉店・道明寺店・中小阪店の4店舗で発電を開始。今後も設置店舗を拡大し、持続可能な社会づくりに貢献します。レジ袋の削減を目的として、お客様の日々のお買い物にご利用いただける「マイバスケット」の販売を実施しています。レジ精算後、商品をレジ袋に詰めかえる手間がなく、そのままお持ち帰りいただけます。 2024年度は全店で約2万個を販売。これにより年間約300万枚のレジ袋使用削減につながりました。使用済小型家電にはレアメタルなどの貴重な資源が含まれているため、この大切な資源を再生利用することを目的として、一部店舗の店頭に小型家電回収箱を設置しています。この取り組みにより、ごみの減量と資源の再生利用の推進に協力しています。<小型家電回収箱設置店舗> 北野田店 上野芝店 魚崎店 伊川谷店店舗で発生する廃棄物のリサイクル遮熱塗装を堺物流センターから拡大し、尼崎食満店と美原店の屋根・空調機室外機にも実施。この塗装は太陽光の熱を反射し建物内部の温度上昇を抑制するため、空調機の稼働時間短縮と電気使用量削減を実現。今後も対象店舗を拡大し、CO₂削減に努めます。【ダンボール・古紙の再資源化】【廃油のリサイクル】【魚アラの再生利用】15脱炭素社会への取り組みマイバスケットの販売小型家電回収惣菜部門・ベーカリー部門で使用された油や畜産部門でお肉を加工する過程で排出される牛脂・豚脂は、石鹸や肥料、バイオディーゼル燃料にリサイクルしています。遮熱塗装の実施店舗備品の再利用太陽光パネル設置廃油回収店舗から毎日大量に排出されるダンボール・古紙はリサイクルダンボールや再生紙を利用したノート等に生まれ変わります。店舗備品の再利用で環境負荷を低減廃油回収で持続可能な燃料へ太陽光発電で地球配慮年間300万枚のレジ袋削減を実現不要家電を未来の資源に。省エネルギー化を推進資源の有効活用への取り組み
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